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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 254.021 Zeichen · 495 Bildschirme

Aozora Bunko

けれども、あの時はあれで、破る方も、破らせる方も、また当の目的物たる鎧櫃も、充実しきっていた予想と内容の下に行われたのだから、案外の程度に於ては、この場合と比較にはなりませんでした。

然るに、今のこの場合は、瓦っかけでさんざんにテラされたところへ持って来て、この内容なのですから、悪党がるほどでもないがんりきが音をあげたのも無理はないところで、

「百両百貫!」

見得も外聞も忘れて、両手を挙げてみたものです。しかし、百両百貫という計算もかなり大ザッパなもので、両と言い、貫と言っても、貨幣史上の相場には、非常な動揺があるのですから、一概には言えないが、ともかく、こうして黄金であるところの小判というものがあり、一朱二朱の銀判があり、それからザラ銭が相当小出しにしてあるところを見つくろっても、無慮百以上の両目は確実なのですから、そこで絶叫しました。

なあに――百の野郎とても、相当に悪党がる奴なんですから、僅か百両や百貫で度を失うような真似はしたくはないのですが、何をいうにも、前には大物と踏んだところのものが瓦っかけと化したその反動に加えて、今度は鬱金木綿がこれだけのものを呑んでいたのですから、その上り下りに度胆を抜かれただけのものでしたが、ややあって、急にやにさがって、どんなものだという面をして、