Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 254.021 Zeichen · 495 Bildschirme
その以前、関東名代の弥次郎兵衛、喜多八両名士が、聯合軍を組織して西国へ乗込んだ時の如きも、大阪方に於ては、弥次と喜多とを、このまま無事にやり過ごしては、未来永劫、大阪の名折れになる、海道を我物面に、横暴にのさばり返って西上して来る弥次と喜多との聯合軍に、眼にもの見せてやらなければ、大阪の名折れである――そういうところから義憤を起して、大阪を代表して、立ちもし、立たせもしたところの豪傑が、河内屋太郎兵衛、一名を河太郎という人物でありました。
河太郎を押立てて、弥次と喜多との鼻っぱしを取りひしいだつもりの大阪ッ子が、今度、道庵乗込みに対して、相当、備えるところがないという限りはない。十八文の江戸ッ子の道庵風情に、大阪を引掻き廻された日には、先祖の河太郎に対しても相済まない。
それともう一つ、なお油断のならないのは、女親方のお角なるものである。道庵の引掻き廻しも怖いが、お角親方なるものは、大阪をはじめ、全関西の興行界を席捲するのはらを抱いて乗込みかねぬ奴である。彼等が京大阪の根拠地に侵入する以前に、近江路、或いは宇治と勢多あたりに於て、眼に物を見せておかなければならぬ。