Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 254.021 Zeichen · 495 Bildschirme
女王様もまた、おいらに対しては相当隔てなく附合ってくれる。何が故に人があの女王を気に病むのかわからないでいるその自慢が、少しばかり現われたのです。青嵐も頷いて、
「そうだろう、気むずかしいといって、わからずやでは、あれだけのもくろみは出来ない、会って話をすれば、ドコかエライところがわかるに相違ない」
「では、一ぺん会ってみな、おいらがそう言えば、あのお嬢様は会う」
「こっちへは来ないかね――そのお嬢様を、長浜見物に引っぱり出して来るわけにはいかないかね」
「それだ――もうこっちへ来ている、そいつをおいらはあとをつけて来たんだ――お銀様ぁ、いま長浜に来ているが、そのいどころがわからねえ」
その時、玄関でまたおとなう声がしましたのを、今度は、はっきりと聞きとって、青嵐が、
「誰か来ているな」
百八十九
誰か庵寺の玄関に来ていることを気取ったけれど、青嵐は承知しながら聞流しにしている。米友がかえって落着かない気持で、
「じゃあ、おいらは、これで帰るよ、どうも御馳走さま」
と言って、立ちかけました。その時分に、もう食事は済んでいたのです。
そうすると、青嵐が、それを押しとどめるようにして、