Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 368.567 Zeichen · 720 Bildschirme
この錠前の封は御城代の実印を捺して、それを箱に入れ、その箱封にはまた当番の御鍵奉行の実印が要る。そうして、その錠を検査するのは御本丸番の役目で、朝と、夕べと、晩と、三回ずつとある。
道庵先生は、この難関を、どうして突破したか?
口門を入ると桝形がある。ここには石樋があり、口元は千百二十四貫八百五十九匁の鉛を敷いてある。
桝形の奥にまた門があって、その開閉の順序次第は、前と同じことである。
道庵先生は、その関門を如何ように通過して、次なる御蔵の間に入って来たのか?
この御蔵の間はちょうど、五重の天守閣の番外なる地下室に当る。ここには御金蔵もあれば、井戸の間もある、御土蔵もあれば穴蔵もある、朱蔵もある。井戸の間には深さ二十間、水深約一丈、底に黄金水を敷きつめたという御用井戸がある。そうして右井戸流しの間の東に階段がある、それを六段上って中台がある、その中台を九段上って、はじめて天守の初重の台に出るのだが、それを道庵先生は、どうして通過して来た?
第一、右の御金蔵の南には、封番人の番所があって、御天守を開く場合には必ず出役し、小人目付一人八組、御中間が二人詰めているはずだが、その目をどうくらまして来たか?