Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠19

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠19 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 319.771 Zeichen · 617 Bildschirme

Aozora Bunko

「まあ、よろしい、青年時代には、好奇にしろ、流行にしろ、新しい方面へ向いてみることも悪くない」

青嵐居士が、新しい青年に理解を持っていてくれることが、この青年の意気を鼓舞するらしい。青年は知己を得たりというような勇みをなして、

「そういうわけで、僕は英学をやりたいんです、けれども、先生がありません、本がありません、人から借りて、ようやくこの字引を写して、これと朝晩、首っぴきをしているだけなんですが、こんなことではなかなか追いつかないんで困っています」

「なかなか、語学なんていうものは一通りの根気で仕あがるものじゃない、やり出した以上は、失望せず、中絶せずにおやりなさい」

「有難うございます――先生も語学の方をおやりなんですか」

青年は、青嵐居士の理解と激励を有難いことに感謝してみると、我々に対してこれだけの理解と同情を持っている人は、勢い、語学に対して相当の理解と同情を持っている人、あるいは相当以上にその実際の知識を持っている人ではないか、それを持ち合わせているとしたら、早速受けて学びたい、という好学的便乗心が早くも青年の胸に兆したと見え、透かさずその言葉尻をとらえてみたのですが、