Japanische Klassiker mit Furigana
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てんのう
天皇
蜷川 新
Lesen Sie 天皇 (てんのう) von 蜷川 新 (にながわあらた) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 136.036 Zeichen · 269 Bildschirme
その以後になって、慶喜に取りいり、慶喜にもちいられ、陸軍総裁という職にありついたのが、勝海舟である。彼は、幕府というものが存在していた時代には、要職についたことは、一度もない人である。後年、彼は、幕府の内状は一人で知っているというような顔をしていたが、彼に、幕府のことが分かる道理がないのである。
有栖川は東征大総督となり、西郷は参謀となって、江戸に向かってきた。西郷は、江戸焼き打ちということを考えた。それで彼は、東海軍の参謀木梨精一郎を、横浜のイギリス公使パークスの許にやった。江戸を襲撃するさい、負傷者が出るから、それの看護を願いたいというのである。するとパークスは、慶喜はすでに恭順しているのであるから、それを攻めるのは不法だといって叱った。その返事を、木梨が西郷のところへ持ってゆくと、西郷は、「そうか。」といったきり、何も言わなかったという。それであるから、なにも勝海舟が止めたのではない、そういう事情で、江戸焼き打ちはだめになったのである。それを勝は、後年、あたかも両雄のおかげで、江戸が救われたかのように宣伝したのであった。
鳥羽伏見の乱がはじまったとき、まもなく朝廷のほうでも、徳川のほうでも、外国にむかって、局外中立を申しいれた。