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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいがく

妖怪学

井上 円了

Lesen Sie 妖怪学 (ようかいがく) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.416 Zeichen · 117 Bildschirme

Aozora Bunko

また民間に、除夜に菊の茎あるいは茄子の茎を焼くの習慣存する所あり。菊の茎を焼くは、よきことをきくを願い、茄子の茎を焼くは、よきことをなすを願うなりという。これ、音調の連想なり。

婚礼に関しては、かかること最も多しと思わる。すなわち、結納の目録に、昆布を「子生婦」と書し、鯣を「寿留女」と書し、柳樽を「家内喜多留」と書するの類は、みな文字によりて祝する縁起なり。また結納の文面には、可被下を「下被可」に書す。これ、いったん家を出でて他に嫁せしものの家に帰りくるを不吉とし、文面に返り点を付くるを避くるがためなり。その他、婚礼の式には来客に茶を出さざるは、人を茶にするということの連合よりきたり、客の帰り去るを御帰りといわずして「御開き」というは、連想上帰るの意を避け、客の帰るを見送りせざるも同意なるべし。婚嫁に色の変わりやすき衣を着ざるは、結婚の変わらぬように祈るの意なり。贈り物の水引きは結び切りにして返さざるもまた、帰るを避くるなり。

かかる儀式のほかにも、かくのごとき類はなはだ多し。世間にて、人の頭に腫物のできたるを療治するマジナイ法あり。すなわち、その腫物の上に馬の字を三つ重ね、馬三つの文字のごとき文字を書くなり。