Japanische Klassiker mit Furigana
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いもうとのし
妹の死
中 勘助
Lesen Sie 妹の死 (いもうとのし) von 中 勘助 (なかかんすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.837 Zeichen · 18 Bildschirme
妹はそれを話すときに思いだしても嬉しいらしく子供みたいにいそいそとした顔をした。彼女は でもすぐとけてしまった といった。
病気があまりながびくので妹は自分でも入院してみようかという気になり、皆もすすめていよいよそうときまった。家を出るときに
「こんだ退院するときは玄関まで歩いてこられるかしらん」
なぞといった。もうじき死ぬのだということを××さんからきいて自分一人だけ知ってた私はそんなことをいわれるのがつらかった。私は病室までつきそっていった。帰るとき妹は
「毎日きてちょうだいよ」
といった。
私は毎日病院へいってなにをするでもなく寝台のそばに腰をかけている。そのあいだにさきで気がむいたときひと言かふた言話をする。入院のときの運動がさわったとみえて容態がいっそう悪くなり、頭が毎日のようにぼんやりして心細がる。妹は自分がどういう位置におかれてるのかも、蒲団や寝台のあるなしさえもわからない。そうして食事のときにもいつものとおりの体の位置でいつものとおりに食器を出されないと箸のとりかたもわからずに食器を見つめて考えている。そんな風なのでひとしお寂しがって私がゆくと