Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
つまのざ
妻の座
壺井 栄
Lesen Sie 妻の座 (つまのざ) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 82.695 Zeichen · 165 Bildschirme
」
ミネは閑子が女教師時代に依怙贔屓のなさで同僚と気が合わなかったこと、幾つかあった縁談の相手が、いつも経済力のある女としての彼女を求めることへの反発から、あと半年で恩給がつくところで、思いきりよく教員生活の足を洗った女であること、これまでの縁談がどうして主婦としての自分を迎えてくれないかと嘆くような女であることを語り、
「ただね、変人に見えることがあると思うの。あの時だってぷすっと黙ってるでしょ。いくら見合といっても四十にもなってさ、何か話の糸口位と思ってもそれが出来ないの。ひどく気まり悪るがりやなのよ。私の田舎ではそんなのを『ネコニカマレ』なんていうわ。へんくつね。そのくせ馴れるととても明るいのよ。大きな声で歌も歌うし、素人ピアノ位ひけるのよ。学芸会などあるでしょ。大勢の先生の中で二部がひけるのは裁縫教師の閑子なんですって。だからプログラムの終りにする先生の合唱は閑子の伴奏という風なの。そんな風に見えないでしょ。妹は取っつきは悪いけれど、だんだん味の出てくる、そんなたちの女だと、私は思うの。でも、これ肉親のひいき目もあるでしょう。だけど私、今になってこんなことをいうの、ほんとにいやなんですがね。