Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
こども・こども・こどものモスクワ
子供・子供・子供のモスクワ
宮本 百合子
Lesen Sie 子供・子供・子供のモスクワ (こども・こども・こどものモスクワ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 16.440 Zeichen · 33 Bildschirme
第一、そんな赤白物語、つまりませんよ、読んだって!
彼女は快活に笑った。階段を二階へのぼりながら、彼女は日本の児童のための雑誌、本の印刷が非常にいいと褒めた。
――技術的に実に進歩してます。でも、露骨に内容に歴史的要素を沢山とり入れていますね、この頁に、すっかりヨーロッパ風のよそおいをした日本の子供がラジオ組立てで遊んでいる画があると、直ぐ次に、封建時代のサムライが出て来る。日本の子供はひんぱんにそうやって封建時代へ逆転させられることを何とも感じないんでしょうか。まだ……。
二階の読書室の赤布で飾った本台の前で、十一二歳の少年少女数人がさかんに本をあさっている。
――アニュータ! 別なの下さい。
――どうして? あんたまだそれを読みきってないよ。
コムソモールカのよそおいをした若い図書掛がその少年に云った。
――本はすっかり読み終る癖をつけなさい。
――つまんないんだ。北極冒険のことでも書いたの下さい。
グランド・ピアノの置いてある、プラカートと棕梠の鉢で飾られた集会の広間がある。奥の空室で年かさのピオニェール少女が二人、色紙を切りぬいてボールへはりつけ、何か飾ものをこしらえていた。