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Japanische Klassiker mit Furigana

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うちゅうせんたい

宇宙戦隊

海野 十三

Lesen Sie 宇宙戦隊 (うちゅうせんたい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 77.201 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

だから、すこしも血なまぐさい感じがしなかった。

「じつに巧妙にできた機械人体だ」

と、帆村は所員の顔を見まわして言った。

「しかしミミ族は、単なる機械人体ではない。この機械人体を動かしているものこそ、ミミ族の正体だ。つまりミミ族の正体は、もっとこの内部にあるのだ。さあ、さらに解剖をつづけよう」

所員は、ドリルを取り上げ、酸水素高温焔器の焔を針のように細くし、さらにミミ族の解剖を奥へ進めた。

やがて愕くべきことがわかった。

「ほら、体の中は、がらん洞ですぞ」

「がらん洞。やっぱりそうか」

「がらん洞ですが、細い電線みたいなものが、網の目のように縦横に走っています」

帆村は、この発見にもとづき、別のミミ族を引きだして、これを高速鋼の回転鋸にかけて、唐竹割に頭から下まで、縦に二つに割ってみた。二分された緑鬼の体は、二隻の舟のように見えた。なるほど内部はがらん洞であった。そのがらん洞の中に、細い電線のようなものが、網の目のように入りみだれて走っているが、その中心に、真赤なぺらぺらした硬い藻のようなものがあった。それを切り取ると、両手ですくいあげられるほどの僅かな分量のものでしかなかった。