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Japanische Klassiker mit Furigana

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うちゅうせんたい

宇宙戦隊

海野 十三

Lesen Sie 宇宙戦隊 (うちゅうせんたい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 77.201 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

こたえたのは帆村だ。

「左上を……」

「そうです。しかし変ですよ。今まではノクトビジョンでなければ、姿が見えなかった一号艇が、まぶしいほどはっきり姿を見せているのですよ。そこからも見えるでしょう」

帆村荘六の声は、いつになくあわてていた。帆村のいうとおりのまぶしい一号艇の姿を、山岸中尉も見出した。まるで照空灯に照らし出されたように見える。

「ああ、一号艇が雲に包まれていく……」

「雲に包まれていく。帆村君、そんなばかなことが……」

「しかしほんとうなのです。事実だからしようがない。さっぱりわけがわからん……」

帆村のいうとおりだった。一号艇はみるみるうちに、白い雲に包まれていった。そして後部の方からだんだん見えなくなり、やがて頭部も雲の中にかくれて、完全に見えなくなった。

「ふしぎだなあ、しゃくにさわる……」

と、山岸中尉は、じれったそうに舌うちをした。

「まったくふしぎだ。あの雲は楕円体だぞ。正確に木型で作ったように、廻転楕円体だ」

帆村の声は、いよいよ、うわずっている。

山岸中尉の目もそれを確めた。念のためにノクトビジョンでのぞいてみたが、まったくそのとおりだ。