Japanische Klassiker mit Furigana
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あんじゅうこん
安重根
谷 譲次
Lesen Sie 安重根 (あんじゅうこん) von 谷 譲次 (たにじょうじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 49.548 Zeichen · 100 Bildschirme
禹徳淳 (激しく)安君! 君は同志を信じないのか。
劉東夏 (戸口の椅子から)あれは貨物です。
安重根 汽車はあれきり通らないようだねえ。(禹徳淳へ笑って)三夾河まで行った方がよかったかな。
禹徳淳 しかし、蔡家溝は小さな駅だが、列車の行き違うところで、停車時間が長いというから降りたんじゃないか。
安重根 (劉東夏へ)列車往復の回数はわかっていますね。
禹徳淳 (吐き出すように)もちろんここは大事を決行するに便利なところじゃないよ。見慣れぬ人間がうろついていると、眼についてしょうがない。三人なんか張り込んでいる必要はないんだ。
先刻の支那人ボウイを従えて駅長オグネフがはいって来る。
駅長 (にこにこして)ちょっと調べさせて頂きます。
禹徳淳 (俯向けに寝台に寝転がる)またか――うんざりするなあ。
駅長 (劉東夏を見て)あなたはなぜそんなところに掛けているんですか。
劉東夏 ベッドが二つしかないもんですから――。
駅長 なるほど。(禹徳淳へ微笑)このホテルは駅に接続しております関係上、私の管轄になっておりますんで、御迷惑でしょうが、お答え願います。
禹徳淳 はいはい、(元気よく起き上って肘を張る)答えますとも! さあ、何でも訊いて下さい。