Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちいさなこんじきのつばさ

小さな金色の翼

小川 未明

Lesen Sie 小さな金色の翼 (ちいさなこんじきのつばさ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.563 Zeichen · 10 Bildschirme

Aozora Bunko

月の光を太陽とまちがってはいけません。みんなが、私のいうことをきかないと、このあいだみたいに、独りだけどこへかいって怖ろしいめをみなければなりません。それでも、無事に帰ってこられたことは、まことにしあわせでした。みんなは、愉快に幸福に、私たちの旅をつづけなければなりません……。」といいました。

みんなは、なるほどと思って、親鳥のいうことを聞いていました。

「それでも、無事でよかった。」

「もう、これから気をつけなければならない。」と、鳥たちは口々にいって、燈台のあった島の花園から帰ってきた鳥に向かっていってきかせました。

哀れな小鳥は、なんといってもみんなが信じてくれないのを悲しく思っていました。そして、彼はみんなとその後は、いっしょに旅をつづけました。けれど、彼は、あのすさまじいあらしの夜のことを思うと身ぶるいがしました。また、燈火の光を見たときのことを思うと胸が躍りました。そして、あの美しかった花園に眠ったこと、そして、また、やさしい娘の手に握られて、温かな息をかけてもらったことを思い出すと、恍惚とせずにはいられませんでした。けっして、それは夢ではなかったのです。