Japanische Klassiker mit Furigana
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こばやしたきじのおかあさん
小林多喜二のお母さん
中野 鈴子
Lesen Sie 小林多喜二のお母さん (こばやしたきじのおかあさん) von 中野 鈴子 (なかのすずこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.345 Zeichen · 3 Bildschirme
多喜二さんは たくさんの文学をよみながら 学びながら
作家になる志をつよめてゆかれ
そして書きはじめた
多喜二さんが五つの時
生まれた秋田の村から北海道へ移民に出かけた日の
淋しい親子の姿
死んだお父さん トロッコを押したお母さん
すぐに空になった米ビツのこと
そして
次々と 書きすすんでゆかれた
三・一五 カニ工船 不在地主 地区の人々 党生活者
これらの作品は
世界プロレタリアートの起ち上がりを駆り立てています
人間のふしあわせは 働いても働いても食えないということも
一握りの人間の権力がたくさんの人間を
一束にして圧しつけているということのためであって
この一握りの横着非道な権力を
たおしつぶしてしまわない限り
一つのかけら石をも とりはらうことをできないということ
しかも一つのかけら石をとりはずすためにも
命をかけて起ち上がらねばならないということを
多喜二さんは その作品の中に
実際の行いの上に生かし示されたのです
多喜二さんは
お母さんを一人のこして
もう家に帰って来なくなりました
お母さんはねむられぬ夜を重ねられたことでしょう
そして一か年近く
あの二月二十日に