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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうせつ えんちょう

小説 圓朝

正岡 容

Lesen Sie 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) von 正岡 容 (まさおかいるる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 163.270 Zeichen · 325 Bildschirme

Aozora Bunko

自然で賞めてよかろう。それからおきせにいい寄るくだりでも始めはおきせを斬るという、が、愕かない、そこで、では面目ないから手前が切腹するという、やはりどうぞ御勝手にと愕かない、最後に、ではこの真与太郎殿を殺すといわれ、初めておきせは顔面蒼白してしまう。さてそこまで持ってきておいて、「皆様に御相談でござりますが、可愛い我が子を刺し殺そうとされました心持はどんなでござりましょうか、女というものは男と違いまして、気の優しいもので、こういう時にはいう事を聞きましょうか、それとも聞きませんものでしょうか、おきせの返事は明日申し上げましょう」云々。これでおきせの罪に至るの経路もまともに聞きまこと同情に値するものであることがよくよく聴衆に肯かれるし、心から圓朝またこの弱いおんなへ温かい涙をふりそそいでやっているではないか。しかもそうしておいて、「おきせの返事は明日」とヒョイと肩を透かしてスーッと高座を下りていってしまったのである。しばし寄席、ドーッと感嘆と興奮のどよめきが湧き起って、鳴りも止まなかったろう光景が察するに難しくない。絶技である、まことに。

いよいよ悪計を胸に高田南蔵院を訪れる磯貝浪江には、「天地金の平骨の扇へ何か画が書いてある」