Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうねんのひにけい

少年の日二景

小川 未明

Lesen Sie 少年の日二景 (しょうねんのひにけい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.786 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、勇ちゃんは、思いました。なぜなら、もしへびが池の中へ入ったら、どうしようかと思ったからです。そのうち、へびは垣根の横棒へはい上がり、その上を伝って、やぶの方へ姿を消してしまいました。

「かえるを助けてやって、いいことをしたな。」と、勇ちゃんは、心の中で、喜んでいました。

晩方、お母さんといっしょに、町へ出ると、四つつじのところで、おじいさんがほたるを売っていました。

「まあ、大きなほたるだこと。」と、お母さんは、そのほたるの火が美しいのにびっくりなさいました。

「買ってね、お母さん。」

「すぐ、死にませんか。」

「だいじょうぶさ。」

そういって、勇ちゃんは、五ひきばかり入れ物にいれてもらって、帰りました。

その夜、池のあたりのしだの蔭に置くと、青白く燃える光が、池の水に映って、それはみごとだったのです。

「昼間大きなへびが、かえるをのもうと追いかけてきたんだよ。」

昼間のことを、勇ちゃんは、家の人たちに語りましたが、思い出すと、ぞっとするような気持ちがしました。

「へびは煙草をきらうといいますから、たばこの粉を、垣根のところにまいておくといいでしょう。」