Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
Lesen Sie 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.286 Zeichen · 221 Bildschirme
それを考えると、三人はゾッとして顔を見合せた。さて、それから間もなく、ヘリコプターの爆音が、西の空に消え去るのを待って、三人が山小屋から外へとびだしてみると、東のかた、六天山の上空には、炎々たる焔がもえあがっていた。
パチパチと木のもえさける音、ドカーン、ドカーンとひっきりなしに聞える炸裂音、そのたびに、蒼白い閃光が、パッと焔と煙をつらぬいて、阿鼻叫喚の地獄絵巻とはまったくこのことだった。
戸倉老人と春木、牛丸の二少年は、呆然として顔を見合せたが、それにしても、どうしてこんなことになったのであろうか。
それをお話するためには、話を少し、もとへ戻さねばならぬ。
首領の両脚
裏切者の机博士が、猫女のはる綱にひっかかって、あわれ断崖のうえから、いのちの宙吊りをやらされたことは、諸君も知っていられるとおりである。
町へ使いにいった、仙場甲二郎という男が、この宙吊りを発見するのが、もう少し遅れたら、さすがの悪党博士もどうなっていたかわからない。おそらく、綱は棒からはなれて、博士はまっさかさまに谷底へついらくし、柘榴のようにはじけていたかも知れないのだ。