Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しょうねんたんていちょう

少年探偵長

海野 十三

Lesen Sie 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.286 Zeichen · 221 Bildschirme

Aozora Bunko

別の人が、そういった。

全くそのとおりであった。しかし警察の方では、そんなにきびきびやれない事情があるようであった。

春木少年は、牛丸君の両親に、お見舞だけをいって、さよならをした。この間のカンヌキ山のぼりのことをいわれるかと思ったが、両親ともそのことについてはなにもいいださなかった。それよりも一刻も早く息子を取りかえしてもらいたいと警察の人にすがることに一生けんめいだったのである。

ひげ面男の登場

崖の上のお稲荷さんでは、春木少年が黄金メダルを埋めていってしまった後、おかしなことが起った。

それは、お稲荷さんの荒れはてた祠の中から、一人の人物が、のっそりとでてきたのである。

その人物は、まず両手をうんとのばして、

「あッ、あッ、ああーッ」と大あくびをした。

月に照らしだされたところでは、彼の顔は無精ひげでおおわれ、頭もばさばさ、身体の上にはたくさん着ていたが、ズボンもジャケツも外套もみんなひどいもので、破れ穴は数えられないほど多いし、ほころびたところはそのままで、ぼろが下っていた。外套にはボタンがないと見え、上から縄でバンドのようにしばりつけてあった。