Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
Lesen Sie 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.286 Zeichen · 221 Bildschirme
そして先生は例の万国骨董商の店へはいった。老主人チャンは、籠の小鳥に餌をやっていたが、店の方をふりかえって、びっくりした。珍らしい客人である。
「なにをお目にかけましょうかな」
チャンは、もみ手をしながら、首をさげた。首を下げながら、美しい客の面から目を放さなかった。
立花先生は、黄金メダルの半ぺらを見せてくれといって、手にとってよく見た。それは先生の気にいったようであった。そこで値段を聞いた。
「さよう。あんたさんのお望みですさかいに、大まけにまけまして、二十万円ですな。あれは純金に近いものでな、そのうえ、えらい由緒のあるもので、二十万円は大勉強だっせ」
二十万円だという。三万五千円で姉川五郎から買いとったものが六倍の値段でふっかけられたのである。
「二十万円ですか。高いわねえ」
「それだけの値打は、十分におまんねん。その道の者なら、よう知ってます」立花先生はしばらく唸っていたが、やがて老商チャンにいった。
「わたくし、ここに二十万円のお金を持っていないのです。それで今手つけ金として二万円おいてまいります。これから家へかえって、のこりの十八万を持ってきますから、それをわたくしに売ったものとして下さい」