Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
少しゆくと沼沢にであい道がとだえる、密林を用意したおので切りひらく、なかなかはかどらない。ようやく林をぬけだしたのはもう日は没して、闇がたれこめる七時ごろであった。海が近いので濤声が気にかかって、容易に寝つかれない。
十月十三日、朝起きるとさっそくまず浜辺に出てみた。東方の地平線上を展望するに、そこはいぜん無辺の海波びょうびょうとして天をひたしている、一望目をさえぎるなにものもない、ぼくは胸底深くひめていた計画をはじめて発表した。
「諸君! ぼくはやはり、この島がアメリカ大陸に、近いと信ずる、チリー、もしくはペリコウにおもむかんとして、ホルン岬をすぐるところの汽船はきっと、航路をこの島の東方にとって、この沖をすぎなければならないと思うのだ。ぼくが諸君とともに、ここに居を定めんと決心したのは、一つはここで、これらの汽船を見張るためだったのだ、富士男は失望のあまりに、ここを失望湾と名づけた。けれどぼくはこの湾は長くぼくらを失望させないだろうと信ずる。むしろ希望の湾ではなかろうか。早晩、きっとぼくらは帆影を沖に発見することができると信ずる」
ぼくの演説は三人を歓喜さした。