Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
その結果は重大である。こう思ったかれはむりにもはればれと元気を出した。
「モコウのやつがとてもこっけいなんだよ」
「どうして?」
と富士男がしずんだ声でいった。
「鼻の頭にまっかなおできができたんだ。まるで噴火山のようにみごとなんだ、みんながはやしたてるんで、鼻をかくして台所へ逃げていって、出てこないんだよ。ハハハハ」
「……」
「善金のやつは大ねずみに鼻をかじられたよ」
「どうして?」
と富士男はまえよりもやや明るい声でいった。
「それがおもしろいんだ、寝しなにこっそり砂糖をなめたらしいんだ、夜中に口のあたりをペロペロとなめるやつがある。びっくりして眼をさますと、大きなねずみが何匹も何匹も顔をなめている、かれがおっぱらうと、一匹が鼻の頭をかじって逃げたんだ。善金は大憤慨さ。なにか支那の格言のようなことをいった。エーと、身体は両親のもの……それからなんだったかな」
とゴルドンが頭をひねった。
「身体髪膚これを父母にうく、あえて毀傷せざるは孝のはじめなりさ」
「そうだそうだ、ねずみふぜいに鼻をかじられては両親にすまないってんだね」
「からだをたいせつにして勉強するのが、孝行の第一歩だということなんだよ」