Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme

Aozora Bunko

「諸君、ぼくはぼくらが一日も早く助かるために一つの発明をした」

パチパチと拍手がとんだ。

「拍手なんかしちゃ、あとの話ができないよ」

とバクスターが、あかくなった。

「どんな発明だい」

「早く発表してくれたまえ」

一同は好奇の眼をみはってうながした。

「それはほかでもない。あの希望が岡の信号球は、海面を抜くことわずかに六十メートルにすぎない、これは連盟島のきわめて近距離のあいだを航海する船だけにしかみることができない。いまもしぼくらが水平線上に船隻を発見したとしても、拱手して見送るよりほかはない。さいわいぼくらは多くの帆布やリンネルをもっている、これを有効に用いて、ここに一個の大だこをつくり、もって空中にあげればゆうに三百メートルくらいの高さにあげることができる。これなれば遠距離の人の眼にも容易に発見され、ぼくらが救助さるる機会が多くなると思うが、どうだろう」

バクスターは眼をかがやかして、一同を見まわした。

「すばらしい計画だ」

と幼年組がいっせいに拍手を送った。

「バクスター君の計画はすてきだ、だがぼくはもう一歩、その発明を有効にしたい」

と茶目のサービスが青い目玉をくるくるさしていった。