Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
と見るまに大粒の雨が落ちてきた。
「あっ! 雨だ!」
天候を気づかって、洞を出たりはいったりしていた、善金がさけんだ。
「だめか、残念だなあ!」
一同は走りでて、うらめしそうに嘆息した。
「つまらないなあ」
と幼年組の失望は大きかった。
「あすになればなんでもない」
とゴルドンがいたわるようにいった。
「そうだ、きょうにかぎったことはない、ゆっくり腕を休めよう、さあみんななかへおはいり」
と富士男がいった。
天候はいよいよ険悪を加え、正午ごろからがぜん大あらしに一変した。雨と風と海のものすごいひびきが、一団となって洞穴をおそう。それは夜にはいっていっそうはげしくなった。
あらしは翌日も勢いはおとろえない。一同は脾肉の嘆を発して腕をさすった。
十七日の明け方からさしもの豪雨もようやく小降りになり、風速もしだいにおとろえはじめた。
「風がなくなったら、たこあげができない」
と善金が心配そうにいった。
「だいじょうぶだよ」
とバクスターが、まじめな顔をしてうけあった。一同は笑った。
正午ごろには断雲を破ってまばゆい日が、ひとすじの金箭を投げた。
「万歳!」
待ちに待った幼年組は、日をつかむように両手をかざして、とびまわった。