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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme

Aozora Bunko

「そんな気の長い話はいやだ」

ドノバンはおそろしいけんまくで、富士男の説に反対した。がんらいドノバンはいかなるばあいにおいても、自分が第一人者になろうという、アメリカ人特有のごうまんな気性がある。かれはこのために、これまで富士男と衝突したのは、一、二度でなかった、そのたびごとにドノバンのしりおしをするのは、イルコック、ウエップのふたりのドイツ少年と、米国少年グロースであった。

かれらは航海のことについては、富士男やゴルドンほどの知識がなかった。だから海上に漂流しているあいだは、なにごとも富士男の意見にしたがってきたが、いま陸地を見ると、そろそろ性来のわがままが頭をもたげてきたのである。

かれら四人は、ふんぜんと群れをはなれて甲板の片すみに立ち、反抗の気勢を示そうとした。

「待ってくれたまえドノバン」

と富士男はげんしゅくな声でいった。

「ねえドノバン! きみはぼくを誤解してるんじゃないか、ぼくらは休暇を利用して近海航行を計画したときに、たがいにちかった第一条は、友愛を主として緩急相救い、死生をともにしようというのであった、もしわれわれのなかでひとりで単独行為にいずるがごとき人があったら、それはその人の不幸ばかりでなく、わが少年連盟の不幸だ、いまの時代は自己一点張りでは生きてゆけない、少年はたがいにひじをとり