Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
ケートは医薬のたりないところを、愛情と親切をもって、まるで自分の子どもであるように、昼夜をわかたず看病した、このゆきとどいた慈母の愛は、かれんな病人にとっては、医薬よりもなによりもまさるものであった。ケートの愛情はコスターを危篤のふちから救った。一同はようやくまゆを開いた。
「ケートおばさんはぼくの母さんだ、そしてみんなのお母さんだ、ぼくらはこれからお母さんとよぼう」
とコスターが目をうるましていった。
「みんなわんぱく小僧ばかりで、お母さんもたいへんだよ」
とゴルドンがいった。
「ぼくは服をよごさないようにする」
「ぼくは服を破らないようにする」
幼年組がケートにとりすがっていった。
「ええ、ええ、わたくしは喜んで十五人のお母さんになりますわ、わたくしはいい子をえて幸福です」
ケートがニッコリしていった。
やさしいお母さんの愛情をえて、一同は不安のなかにも幸福な日々を送った。
ある日、ドノバンはつりざおをもって、コッソリ洞をぬけでて、ニュージーランド河畔の樹陰にこしをおろして糸をたれた。だが、どうしたのかいっこうにつれない、一時間ばかりたっても、一尾の小魚さえかからない。