Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
「富士男君、これをよく見てくれたまえ、陶製のパイプだよ、ぼくらのなかにはたばこをすうものがない、これはきっと悪漢どもがおとしたのだよ」
とゴルドンが声をふるわした。
「左門先生らがおとしたのかもしれないさ」
「いや、かいでみたまえ、たばこのにおいが、まだ新しくのこっている、きんきん一、二日前か、あるいは一、二時間前にここにおとしたものだ」
はたして、ゴルドンの推察があたっているとすれば、海蛇らの魔手はすでに、洞の目前にまで伸ばされているのだ。
「きみのいうとおりだ」
パイプをかいでいた富士男が、うわずった声をあげた。
「ゴルドン君、早くひきかえそう、ぼくらは防備の用意をしなければならない」
ふたりは倉皇として引きかえした。
悲愴な決意が洞のなかにながれた、洞内の戸には堅牢なかんぬきがはめられて、戸の内がわには大石が運ばれ、スワといえば、これを積みあげて胸壁に使用する、戸のわきには窓があけられ、サクラ号から持ってきた、二門の大砲がすえられて、一つは表の川に面する口をまもり、一つは湖畔に面する口をまもる。一同には旋条銃、連発銃、腰刀がわたされ、各自は分担された守備位置についた。