Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
ゆくときの困難にひきかえて、帰りは一歩も迷うところなく、わずか六時間でサクラ湾の波の音をきくことができた。もう日はまったく暮れたが、船中でるすをしていたゴルドンは、たえず船の上からのろしをあげていたので、四人はそれを目あてにぶじサクラ号に帰ることができた。
その翌日、一同は甲板に集まって、遠征隊四人の報告をきき、いよいよ冬ごもりの準備にとりかかることにきめた。
山田の地図によると、この島は東西十里(四十キロメートル)南北二十里(八十キロメートル)であるが、山田がこの島で一生をおわったところをもってみると、訪う人もなき絶海の孤島にちがいない。しかも秋はすでに去らんとして冬は眼前にせまっている、烈風ひとたびおそいきたらばサクラ号はまたたくまに波にのまれてしまうだろう。
「だからいまのうちに山田の洞にひっこさなければならん」
とゴルドンはいった。
「ひっこすといっても、船の諸道具や食料などを運ぶには、少なくとも一月はかかるだろう。そのあいだ、みなはどこに宿るか」
とドノバンはいった。
「河のほとりにテントを張ることにしよう」
「それにしても、この船をといて洞まで持ってゆくのは、なかなかよういなことではないよ」