Japanische Klassiker mit Furigana
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ばけものばなし
岸田劉生随筆集
岸田 劉生
Lesen Sie 岸田劉生随筆集 (ばけものばなし) von 岸田 劉生 (きしだりゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.344 Zeichen · 30 Bildschirme
ともにその根元は「内なる美」(装飾)だけれど、追求のしかたが違うのである。
将来の日本画はこの装飾または想像の美術の上に生かされるべきである。ただ装飾といっても人々のすぐ思うような模様化されたものではない。例をとっていうと、日本の古典や仏像には美くしい想像と装飾がある。人々が装飾的だと思う光琳などは僕の目には本当の装飾の感じをうけない。形式がいやに目について装飾の感じは来ない。装飾の感じは線や何かが有機的に生かし合っている、そして如何にも精神を以てこの世界を飾るという感じがする。ウィリアム・ブレークやシャバンヌなども装飾的だ。ブレークの描く人間の形は布局の線のための形だ。その表情から来る想像の力をぬかせば。
こういう内容の一部を生かすのには日本画法はよい手法である。花鳥でもいい人物でもいい風景もよかろう。写実に行かずとも充分に内から湧く美で形を与える事の出来る内容(即ち内なる美)を取る人が執るとあの資料はたしかに世界に特殊な美を生んでくれると思う、昔の日本画にはそういうものがわりに沢山ある、いろいろの程度で。
或る個性が特に日本画ばかりかくのもよかろうし、洋風の画家が或る時の内容を日本画法によって生かすのもいい。