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Japanische Klassiker mit Furigana

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おおおとこのはなし

巨男の話

新美 南吉

Lesen Sie 巨男の話 (おおおとこのはなし) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.832 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

白鳥は、どんなになげいたことでしょう。涙は滝のように出ました。そして、そのとき魔法はとけて、うるわしいもとの王女になりました。王女はなきじゃくりながら、高い塔の階段をころがるように走りおりて、お父さまの王様の部屋にとびこみました。

そして、いままでのことを王様に話したんです。王様はそれを聞いて、面をふせて巨男に謝罪し、また感謝しました。

まもなく、王様から都の人びとへそれが伝えられたとき、都の人びともないて巨男にあやまりました。

巨男のむくろは月桂樹の葉でおおわれて都の東にある沙丘に葬られました。

王女は、よく王様やお母さんの后に申しましたよ。

「私は、いつまでも白鳥でいて、巨男の背中にとまっていたかったわ。」

空がくもっていて、金星がたった一つうるんでみえる夜ふけなど、南国の人びとはいまでも、

「あれは、巨男の灯だ。」と空をあおいで申します。