Japanische Klassiker mit Furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Lesen Sie 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) von 高村 光雲 (たかむらこううん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.213 Zeichen · 7 Bildschirme
私は余り懐かしく思ったまま、昔時を追懐し、右の観音をまたそのままに模刻して記念のために残し、只今は仏間に飾ってあるようなわけであります。
この合田義和医師の家と現時美術学校に仏語を教授しておられる合田清氏の家とは遠縁に当るそうで、何んでも清氏の令閨が合田医師の姪とかに当るということを後に至って知りました。
さて、私は、都合上御徒町へ転居したのであったが、早々大病をしたりして、この家は縁喜のよくない家になって家内のものらが嫌がりましたが、どうやらその年の秋になって病気も全快、押し詰まってから、突然皇居御造営について私もその事に当る一員として召し出される旨の命令を受けて、今まで縁喜がよくないと嫌がった家が、急に持ち直してかえって好い春を迎えたような訳で、何がどう変化するか、人間の一生の中にはまことにいろいろな移り変りのあるものと思うことであった。
この御徒町の家は三十七坪あって、地面は借りていましたが、玄関二畳、六畳に、四畳に、台所、物置き、それに庭が少しあって、時の相場六十円で買ったのでありました。そうして一家の生計が、どうしても三十円は掛かりました。