Japanische Klassiker mit Furigana
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こうふくにくらしたふたり
幸福に暮らした二人
小川 未明
Lesen Sie 幸福に暮らした二人 (こうふくにくらしたふたり) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.713 Zeichen · 12 Bildschirme
」と、年下の乙はうなずきました。
「あのおじいさんは、白いひげをはやしていたが、きっと偉い人間なのだろう。」と、甲はいいました。
「きっと、あの人が、あの島の頭かもしれない。それで、よく難船をしても助かったというので、これをくれたのかもしれない。」と、乙は答えました。
二人は、それを持って故郷に帰れるのを、真に心の中で誇りながら、幸福に感じていました。それから、いろいろのことがありましたけれど、とにかく、ついに二人は、無事に故郷の島に着くことができたのであります。
この島の強い、幾人かの頭というようなものは、みんな二人よりは年上でありました。そして、強いものほど、頭蓋骨をたくさん家の中に並べていました。その頭蓋骨はどうしたのかといいますに、たがいに武力を争わなければならなかったり、また、口では話がつかずに、力できめなければならなかったときに、戦って倒した相手の頭でありました。だから、それをたくさん持っているものほど、村の人々に尊敬せられ、恐れられたりしていたのであります。
二人のものが、自分らの部落に帰りましたときに、みんなは、どんなにびっくりしたでありましょう。