Japanische Klassiker mit Furigana
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げんだん
幻談・観画談 他三篇
幸田 露伴
Lesen Sie 幻談・観画談 他三篇 (げんだん) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 80.544 Zeichen · 161 Bildschirme
得董※(「糸+乞」、第3水準1-89-89)那耶は、エンヤラヤの様なもので、囃し言葉である、別に意味もないから、定まった字もないわけである。その説に拠って考えると、得董または骨董には何の意味もないが、古い船引き歌のその第二句の揚州銅器多の銅器の二字が前の囃し言葉に連接しているので、骨董ということが銅器などをいうことに転じて来たことになるのである。またそれから種※(二の字点、1-2-22)の古物をもいうことになったのである。骨董は古銅の音転などという解は、本を知らずして末に就いて巧解したもので、少し手取り早過ぎた似而非解釈という訳になる。
また、蘇東坡が種※(二の字点、1-2-22)の食物を雑え烹て、これを骨董羮といった。その骨董は零雑の義で、あたかも我邦俗のゴッタ煮ゴッタ汁などというゴッタの意味に当る。それも字面には別に義があるのではない。また、水に落つる声を骨董という。それもコトンと落ちる響を骨董の字音を仮りて現わしたまでで、字面に何の義もあるのではない。畢竟骨董はいずれも文字国の支那の文字であるが、文字の義からの文字ではなく、言語の音からの文字であって、文字は仮りものであるから、それに訓詁的のむずかしい理屈はない。