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Japanische Klassiker mit Furigana

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げんだん

幻談・観画談 他三篇

幸田 露伴

Lesen Sie 幻談・観画談 他三篇 (げんだん) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 80.544 Zeichen · 161 Bildschirme

Aozora Bunko

しかし季因是はまるで知らなかったのだから、廷珸の言に瞞着されて、大名物を得る悦びに五百金という高慢税を払って、大ニコニコでいた。

しかるに毘陵の趙再思という者が、偶然泰興を過ぎたので、知合であったから季因是の家をおとずれた。毘陵は即ち唐家のあるところの地で、同じ毘陵の者であるから、趙再思も唐家に遊んだこともあって、彼の大名物の定鼎を見たこともあったのである。その毘陵の人が来たので、季因是は大天狗で、「近ごろ大した物を手に入れましたが、それは乃ち唐氏の旧蔵の名物で、わざとにも御評鑒を得たいと思っておりましたところを、丁度御光来を得ましたのは誠に仕合せで」という談だ。趙再思はただハイハイといっていると、季は重ねて、「唐家の定窯の方鼎は、君もかつて御覧になったことが御有りですか」といった。そこで趙は堪えかねて笑い出して、「何と仰あります、唐氏の定鼎は方鼎ではございませぬ、円鼎で、足は三つで、方鼎と仰あるが、それは何で」と答えた。季因是はこれを聴くと怫然として奥へ入ってしまって久しく出て来なかった。趙再思は仕方なしに俟っていると、暮方になって漸く季は出て来て、余怒なお色にあるばかりで、「自分に方鼎を売付けた王廷珸という奴めは人を馬鹿にした憎い奴、南科の屈静源は自分が取立てたのですから、今書面を静源に遣わしました