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Japanische Klassiker mit Furigana

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げんだん

幻談・観画談 他三篇

幸田 露伴

Lesen Sie 幻談・観画談 他三篇 (げんだん) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 80.544 Zeichen · 161 Bildschirme

Aozora Bunko

、五分苅ではない五分生えに生えた頭の十八か九の書生のような僮僕のような若僧が出て来た。晩成先生も大分遊歴に慣れて来たので、此処で宿泊謝絶などを食わせられては堪らぬと思うので、ずんずんと来意を要領よく話して、白紙に包んだ多少銭かを押付けるように渡してしまった。若僧はそれでも坊主らしく、

しばらく、

と、しかつめらしく挨拶を保留して置いて奥へ入った。奥は大分深いかして何の音も聞えて来ぬ、シーンとしている。外では雨がサアッと降っている。

土間の中の異った方で音がしたと思うと、若僧は別の口から土間へ下りて、小盥へ水を汲んで持って来た。

マ、とにかく御すすぎをなさって御上りなさいまし。

しめたと思って晩成先生泥靴を脱ぎ足を洗って導かるるままに通った。入口の室は茶の間と見えて大きな炉が切ってある十五、六畳の室であった。そこを通り抜けて、一畳幅に五畳か六畳を長く敷いた入側見たような薄暗い部屋を通ったが、茶の間でもその部屋でも処で、足踏につれてポコポコと弛んで浮いている根太板のヘンな音がした。

通されたのは十畳位の室で、そこには大きな矮い机を横にしてこちらへ向直っていた四十ばかりの日に焦けて赭い顔の丈夫そうなズク入が、赤や紫の見える可笑しいほど華美ではあるがしかしもう古びかえった馬鹿に大きくて厚い蒲団の上に、小さな円い眼