Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ゆうれいぶね

幽霊船

小川 未明

Lesen Sie 幽霊船 (ゆうれいぶね) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.633 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

みんなは、くまが渡れなかったので、安心をしましたが、そのくまが、それから、どこまで流れてゆくだろうと思うと、かわいそうな気がしました。

こんなようなことのある、北の方に起こったできごとであります。いま、それをお話いたしましょう。

「もう、氷山もこなくなった。海の上は、穏やかだから、漁に出かけよう。」というので、三人の漁師は、ある日のこと、船に乗って、沖の方へこいでゆきました。

三人は、沖にあった、一つの島に近づきました。その島には、だれも住んでいませんでした。この島には小さな湾があって、よくこの湾の中にたくさん魚がはいっていることがあります。それで、漁師は、時分を見はからって、この島に立ち寄っては漁をします。獲れるときには驚くほど、獲れることもありました。

三人は、湾の中に、船を進めてようすをうかがいますと、たくさん魚がはいっているけはいがしました。

「これは、しめたものだ」

「しめたぞ!」

三人は、勇みたちました。そして、網を下ろして引くと、はたして、こんなに獲れたことがいままでにもなかったほど、たくさん獲れたのであります。これをばみんな船の中にいれたのでは、これから、もっと沖へ出て仕事をするのに邪魔になりましたから、獲れた魚を島の浜辺に上げておいて、帰りに持ってゆこうということにしたのであります。