Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme

Aozora Bunko

女「いえ/\私(わたくし)はそんな忌(いや)らしいことで参ったのではありませぬ」

主「へえ、これは失礼な事を申しました、貴方は年を取っておいでゞもお美くしいから、万一忰が夫婦約束でも致しはせぬかと邪推して失礼を申しました、へえ御免下さいまし、へえ/\何(なん)の御用でござりますか」

女「ちょっと貴方の息子さんにお聞き申したい事がありまして」

主「それいよ/\、いえ忰は一寸(ちょっと)」

女「いゝえ、そんな事ではござりません、此方(こちら)に文治様がおいでなさいましょうか、ちょっとお伺い申します」

主「一体あなたは何方(どちら)からおいでになりました」

女「私(わたくし)は当時權三郎方に居ります下女でござりますが、何(なん)と申したら宜(よ)うござりましょうね、あの何(なん)でござんすよ、三宅島からと申して下さいまし」

主「えッ、島から、さア大変、旦那様ア女嫌いだとばかり思っていたが、島においでなすったらお気が変ったと見えて、飛んだ事をやらかしなさいましたなア」

女「御老人様、あなたは何を仰しゃるのでございます、私(わたくし)はそんな浮気なことで参ったのじゃア有りません、ちょっとお目に懸って大事な事を」