Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme

Aozora Bunko

それ故お刀番がお玄関口にてお刀を預り、御退出の折に又これを差上げます為にまいりますので、事によるとお増供(ましども)と申して一二人余計連れてまいる事もございます。其の昔、駕籠訴をいたします者は何(いず)れも身軽に出立(いでた)ちまして、お駕籠脇の隙(すき)を窺(うかゞ)い、右の手に願書を捧げ、左手(ゆんで)でお駕籠に縋(すが)るのでございますから、時に依ると簾を突破(つきやぶ)ることがございます。大概お簾先が取押えて、押えの者を呼んで引渡してしまいますが、屋敷へ帰りましてから其の書面は封の儘に焼棄(やきす)て、当人は町人百姓なれば町奉行へ引渡すのでありますが、実は願書は中を入替えて焼棄るのでございますから、御老中へ駕籠訴をするのが一番利目(きゝめ)があったそうでございます。右京殿が御下城の折に駕籠訴を致しましたのは、料理店立花屋源太郎でございます。さて源太郎は隙を覘(うかゞ)って右手(めて)に願書を捧げ、

源「お願いでござい、お願いでござい」

と呼(よば)わりながらお駕籠の簾に飛付きました。

供「それ乱心者が、願いの筋あらば順序を経て来い」