Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme

Aozora Bunko

源「恐入ります、併(しか)し手前は町人の事にて何(なん)の弁(わきま)えもございませぬが、何の罪もない者に重罪を申付くるという御法(ごほう)がございましょうか」

奉「黙れ今日(こんにち)其の方に尋ぬるは余の儀ではない、友之助が北割下水にて重傷を負い、其の方宅へ持込まれたと云うは何月何日じゃ」

源「御意にございます、それは六月十四日の夕刻とおぼえて居ります」

奉「確(しか)と左様か」

源「はい」

奉「其の時浪島文治郎は其の方宅へまいったか」

源「はい、もう其の日の暮方(くれがた)でございましたが、急いで手前の宅へまいりまして、友之助は何処(どこ)に居(お)るかと申しますから、奥に寝たきり正体もございませんと申上げますと、誠に気の毒な事をしたと申しながら奥へまいって、何(ど)ういう訳で今日(こんにち)あのような目に遇(あ)ったか、事の概略(あらまし)は聞いて来たが、一通りお前の口から聞かしてくれと申しまして、あの悪党の蟠龍軒が無慈悲な為され方を聞いて居りました、そう云う訳では聞棄(きゝずて)にならぬ、これから蟠龍軒の処へ往って掛合(かけお)うて来ると申しますから、手前は彼(あ)のような悪人にお構いなさるなと強(た)って止めましたが、日頃の御気象、お肯入(きゝい)れもなく其の儘おいでになりました、其の