Japanische Klassiker mit Furigana
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デンマルクこくのはなし
後世への最大遺物 デンマルク国の話
内村 鑑三
Lesen Sie 後世への最大遺物 デンマルク国の話 (デンマルクこくのはなし) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 47.456 Zeichen · 94 Bildschirme
その第二は樹でありました。荒地に水を漑ぐを得、これに樹を植えて植林の実を挙ぐるを得ば、それで事は成るのであります。事はいたって簡単でありました。しかし簡単ではあるが容易ではありませんでした。世に御し難いものとて人間の作った沙漠のごときはありません。もしユトランドの荒地がサハラの沙漠のごときものでありましたならば問題ははるかに容易であったのであります。天然の沙漠は水をさえこれに灑ぐを得ばそれでじきに沃土となるのであります。しかし人間の無謀と怠慢とになりし沙漠はこれを恢復するにもっとも難いものであります。しかしてユトランドの荒地はこの種の荒地であったのであります。今より八百年前の昔にはそこに繁茂せる良き林がありました。しかして降って今より二百年前まではところどころに樫の林を見ることができました。しかるに文明の進むと同時に人の欲心はますます増進し、彼らは土地より取るに急にしてこれに酬ゆるに緩でありましたゆえに、地は時を追うてますます瘠せ衰え、ついに四十年前の憐むべき状態に立ちいたったのであります。しかし人間の強欲をもってするも地は永久に殺すことのできるものではありません。