Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ふっかつさい

復活祭

久生 十蘭

Lesen Sie 復活祭 (ふっかつさい) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.018 Zeichen · 23 Bildschirme

Aozora Bunko

父娘の名乗りなんてのも、いまとなっては余計なものだ。大きくなった、しばらくだったぐらいにしておいて、けぶりにもさとられるようなことはしてくれるな。これが約束できるなら骨を折ってみよう。小原は、もちろんそれで結構だという。それからもうひとつ……あれのマザアもそうだったが、気むずかしいところがあって、なにか気がさすと梃でもいけなくなる。引受けたからにはどんなことでもしてみるつもりだが、そんな船へなんか行きたくないといったら、これはまああきらめてもらうよりしようがない。それでいいか。それでいい。それじゃ夕方までにここへ来るものと思っていてくれ。バア・ルームで落合うことにしよう。そうすると、小原の野郎はいきなり美容室へ飛んで行って、髪を染める。髭を染める。アイロンで顔の皺をのばしかねないさわぎなんだ。これにはミイもやられた」

「川さん、ファザアならファザアだと、なぜひと言いってくれなかったんです。たいへんなことになるところだったわ」

「ファザアだなんていったら、ユウが行くはずはないだろう。逢わせたくもなし逢わせたしで、ミイもおろおろしたさ。だがあのとき行きたくないとひと言いったら、悪じいせずにノオという返事を持って行くつもりだった。