Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かいきいっせきばなし
怪奇一夕話
岡本 綺堂
Lesen Sie 怪奇一夕話 (かいきいっせきばなし) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.745 Zeichen · 18 Bildschirme
しかもその大部分は例の「捜神記」や「酉陽雑爼」のたぐいの翻案で、どこの国の何という村に起った出来事であるなどと、まざまざしく書いてあっても、大抵は作り話であること云うまでもない。作り話も創作でなく、その多くは翻案である。わが国に創作の怪談は少い。
前にも云うごとく、更に文化文政度まで下って来ると、本家の馬琴を始めとして、その他の作家の小説類にも、なにかの怪談を取入れてあるが、それが矢はり翻案であるのは、少しく支那の小説筆記類を読んだ者の悉く知る所である。したがって、日本人の怪奇趣味は支那趣味を多量に含んでいるものと思わなければならない。
春の化物に理窟や考証めいたことは無用である。ここは好加減に切上げて話題を他に転向することにする。
デフォーの書いた「ヴヰール夫人の亡霊」は千七百五年九月八日の正午十二時に、カンタベリーに住むバーグレーヴ夫人を訪問したのである。意外の事を「白昼の幽霊」というが、これは確に白昼の幽霊である。筆者のデフォーもそれが事実であることを強調し、一般の読者もそれを事実談として信じ来ったのであるが、今日ではそれが作り話であると云うことになった。