Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ハムレット

怪奇探偵小説傑作選3 久生十蘭集 ハムレット

久生 十蘭

Lesen Sie 怪奇探偵小説傑作選3 久生十蘭集 ハムレット (ハムレット) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 72.034 Zeichen · 142 Bildschirme

Aozora Bunko

クローデアス王はこの決闘にかこつけてハムレットを殺してしまうつもりで、レーヤーチーズにひそかに毒を塗った剣を渡してあるがハムレットはそんなことは知らない。

一回、二回ともレーヤーチーズがかすり傷を受け、第三回目、いよいよはげしい接戦になり、ハムレットがだんだん上手へさがる。レーヤーチーズがつけ廻し、つづけざまに長手の突きをやる。ハムレットは切先であしらい、幕に背を擦りながら上手から正面へ廻るということになっていました。

わたしはホレーショーの役なので、廷臣と並んで下手の奥に立っていましたが、ハムレットが上手の垂幕のところでレーヤーチーズの長手突をあしらっているうちに、どうしたのか、とつぜんぐっと頭を前のほうへ投げだすようなみょうな素振りをし、よろよろと幕に凭れかかったと思うと、ちょうど幕に呑まれたように、ハムレットの姿がふっと舞台から見えなくなってしまった。

われわれはちょっと度胆をぬかれましたけれども、小松の即興的な思いつきで、芝居をひとつ増やしたのだろうと考えつき、ああそうかと思って笑いながら見ていましたが、どうしたのかハムレットはいっこうに出て来ません。