Japanische Klassiker mit Furigana
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あしのうら
怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像
蘭 郁二郎
Lesen Sie 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像 (あしのうら) von 蘭 郁二郎 (らんいくじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.233 Zeichen · 223 Bildschirme
わかった。
「あなたは東京? ああそうでしょう、どうもこの辺の奴は、アンテナの話をすると逃げ出すんでね、はっははは」
ガラスを通して、直接太陽の光りの下に浮き出した森源の容貌は、美青年という訳にはゆかなかったけれど、さして不愉快なものでもなかった。寧ろ、時に労働者に見えるような、凹んだ頬と、四角な逞しい顎とは、一種の精悍さを見せていた――光線のせいか、額に刻込まれた深い皺と、太い眉が余計にそうと見せたのかも知れない。
電気屋敷
「地球磁力を肥料にする――というのは、相当面白いテーマだと思いますね、どうしてそれを発表しないのですか。而も実地に応用して二倍の成績をあげている、というんですから――」
彼は、小鼻に皺を寄せて笑うと、
「……まだ、発表するなどというところまでは行っていませんね。一つのデータとはいえるかも知れないが、時機尚早、というところでしょう。勿論アンテナと地中線ばかりではないので、それに附属した装置が、まだ未完成だ、というんですよ」
「成程、それで、まだ発表出来ない、というんですね――」
私は、これについては、もう追求しても無駄なことがわかったので、何かほかに話題を見つけようと、眼をあげた。