Japanische Klassiker mit Furigana
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かいせいガン
怪星ガン
海野 十三
Lesen Sie 怪星ガン (かいせいガン) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 113.544 Zeichen · 227 Bildschirme
助かりっこありません。艇長、わたしにかまわず、はやくこの艇をはなれてください」
「そんなことはできない……」
「艦長。はやく艇をはなれてください」
森は、最後の力をふるって立ちあがった。そして漂流器を少佐にかぶせた。それから操縦室の床にある自動開扉の釦をおして、床がぽっかりと穴があくと、その中へ少佐の身体を押しこんだ。
すぐその外に、まっ暗な空があった。漂流器にはまった少佐の身体は、ついに艇をはなれた。艇は、ものすごい落下速度がついているので、頭部を下にして急行列車のように少佐のそばをすりぬけて下へ落ちていった。
それから十五分の後、おそるべき第二の大爆発が起こって、第六号艇は無数の火の玉と化して空中にとび散った。
椿事の原因をとらえた倉庫員森もまた、その火の玉の一つとなったことであろう。
救う者、呪う者、魔力をふるう者。
大宇宙を舞台に、奇々怪々事はつづく。……
危機一歩まえ
三根夫少年も帆村荘六探偵も、第六号艇のいたましい最後を涙とともに見送った。
「おじさん。第六号艇は自然爆発したのでしょうか。それとも誰か悪い人がいて爆発させたのでしょうか」