Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Lesen Sie 怪星ガン (かいせいガン) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 113.544 Zeichen · 227 Bildschirme

Aozora Bunko

「ちょッ。やくに立つやつはひとりもない。これっきりで、わしがぐずぐずしていた日には、女王から、どんなお叱りをうけるか、たいへんなことになる。こいつはなんでも早いところ、すぐさま宇宙線レンズで、テッド隊のロケット九台を焼き捨ててしまうにかぎる。そうだ。それしか手がない」

怪人ガスコは、卓上のマイクを艇内全室へつなぐと、それに向かって命令のことばをどなった。

「砲員の全部は、宇宙線レンズのあるところへ集まれ。宇宙線レンズ係りは、すぐ使えるようにいそいでレンズを艇の外へ突きだせ。わかっているだろうが、これからテッド隊のロケットをぜんぶ焼きはらうんだ。わしはすぐ、そこへいく。それまでに用意をしておけ」

マイクのスイッチを切ると、怪人ガスコは両の拳でじぶんの胸をたたきわらんばかりに打った。そしておそろしい声でうなった。それはどうしても野獣の叫び声としか思われなかった。

大異変

ギンネコ号では怪人ガスコの命令により、宇宙線レンズ砲が、むくむくと動きだし、艇外へぬっと砲門をつきだした。

あとは、ガスコの「焼け」という号令一つで、このレンズ砲が偉力を発し、たちどころに救援隊ロケット九台を火のかたまりとしてしまうことができるのだ。