Japanische Klassiker mit Furigana
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かいいくらやみまつり
怪異暗闇祭
江見 水蔭
Lesen Sie 怪異暗闇祭 (かいいくらやみまつり) von 江見 水蔭 (えみすいいん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.923 Zeichen · 26 Bildschirme
「そうか。実は拙者……」かくかくの次第と、旗本六人の敵討に来たことを物語った。
五郎助七三郎は喜んだ。
「や、長沼先生の御高弟、小机先生でございましたか。そういうことならぜひどうかお力添えを願います。お旗本の鼻を削ったのも、怪しい山伏に相違ございませんぜ」
この時大欅の枝の上で、
「あっはっはっはっはっ」と高笑いがした。
さすがの小机源八郎もびっくりした。五郎助七三郎などは飛上って驚いた。
透して見るとそこに人が登っていた。朧気ではあるが山伏の姿であった。
「なんだ、そんな所にいて、我々の話を黙って聴いていたのか」と源八郎は呼ばわった。
「夜目が利くの、闇夜の太刀を心得ておるのと、高慢なことを申しても和主達は駄目だ。俺がここにいるのが見えなかったろう」と、樹上の怪人は嘲り気味に云った。
「ぐずぐず云わずとここへ降りて来い」
「降りても好い。だが、貴様達がそこにいては降りられない」
「こわくって降りられんのか」
「いや、そうじゃあない。俺は一足飛びにそこへ飛んで降りるのだが、ちょうど足場の好い所へ二人並んでいやあがる。邪魔だ」
「馬鹿を云うな。二人の前でも、後でも、右でも、左でも、空地はある。