Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

此の人一体は古方家ではありますけれど、実はお幇間医者のお喋りで、諸人助けのために匙を手に取らないという人物でございますれば、大概のお医者なれば、一寸紙入の中にもお丸薬か散薬でも這入っていますが、此の志丈の紙入の中には手品の種や百眼などが入れてある位なものでございます。さて此の医者の知己で、根津の清水谷に田畑や貸長屋を持ち、その上りで生計を立てゝいる浪人の、萩原新三郎と申します者が有りまして、生れつき美男で、年は二十一歳なれどもまだ妻をも娶らず、独身で暮す鰥に似ず、極内気でございますから、外出も致さず閉籠り、鬱々と書見のみして居ります処へ、或日志丈が尋ねて参り、

志「今日は天気も宜しければ亀井戸の臥竜梅へ出掛け、その帰るさに僕の知己飯島平左衞門の別荘へ立寄りましょう、いえサ君は一体内気で入らっしゃるから婦女子にお心掛けなさいませんが、男子に取っては婦女子位楽みなものはないので、今申した飯島の別荘には婦人ばかりで、それは/\余程別嬪な嬢様に親切な忠義の女中と只二人ぎりですから、冗談でも申して来ましょう、本当に嬢様の別嬪を見るだけでも結構なくらいで、梅もよろしいが動きもしない