Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

孝「何のような事でも宜しゅうございます」

相「お前の出立前に娘お徳と婚礼の盃だけをして下さい、外に望みは何もない、どうか聞済んで下さい」

孝「一旦お約束申した事ゆえ、婚礼を致しまして宜しいようなれど、主人よりのお約束申したは来年の二月、殊に目の前にて主人があの通りになられましたのに、只今婚礼を致しましては主人の位牌へ対して済みません、敵討の本懐を遂げ立帰り、目出度く婚礼を致しますれば、どうぞそれ迄お待ち下さるように願います」

相「それはお前の事だから、遠からず本懐を遂げて御帰宅になるだろうが、敵の行方が知れない時は、五年で帰るか十年でお帰りになるか、幾年掛るか知れず、それに私はもう取る年、明日をも知れぬ身の上なれば、此の悦びを見ぬ内帰らぬ旅に赴く事があっては冥途の障り、殊に娘も煩う程お前を思っていたのだから、どうか家内だけで、盃事を済ませて置いて、安心させてくださいな、それにお前も飯島の家来では真鍮巻の木刀を差して行かなければならん、それより相川の養子となり、其の筋へ養子の届をして、一人前の立派な侍に出立って往来すれば、途中で人足などに馬鹿にもされず宜かろうから、何うぞ家内だけの祝言を聞済んでください」