Japanische Klassiker mit Furigana
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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme
道理のあるべき訳はなく、翌年の四月頃から伴藏は以前の事も打忘れ少し贅沢がしたくなり、絽の小紋の羽織が着たいとか、帯は献上博多を締めたいとか、雪駄が穿いて見たいとか云い出して、一日同宿の笹屋という料理屋へ上り込み、一盃やっている側に酌取女に出た別嬪は、年は二十七位だが、何うしても廿三四位としか見えないという頗る代物を見るよりも、伴藏は心を動かし、二階を下りて此の家の亭主に其の女の身上を聞けば、さる頃夫婦の旅人が此の家へ泊りしが、亭主は元は侍で、如何なる事か足の疵の痛み烈しく立つ事ならず、一日々々との長逗留、遂に旅用をも遣いはたし、そういつ迄も宿屋の飯を食ってもいられぬ事なりとて、夫婦には土手下へ世帯を持たせ、女房は此方へ手伝い働き女として置いて、僅かな給金で亭主を見継いでいるとかの話を聞いて、伴藏は金さえ有れば何うにもなると、其の日は幾許か金を与え、綺麗に家に帰りしが、これよりせっ/\と足近く笹屋に通い、金びら切って口説きつけ、遂に彼の女と怪しい中になりました。一体此の女は飯島平左衞門の妾お國にて、宮野邊源次郎と不義を働き、剰さえ飯島を手に掛け、金銀衣類を奪い取り、江戸を立退き、越後の村上へ逃出しましたが、親元絶家して寄るべなきまゝ、段々と奥州路を経囘りて下街道へ出て参り此の栗橋にて煩い付き、宿屋